ココピートとピートモスの違い


 

ココピート

ピートモス

環境 生態系的観点 無限、マットやロープ生産の残りを利用しスリランカの産業促進、地球環境に優しい 有限、生態破壊、環境保護に相反する採掘、千年以上の古いものが少なくなり新しいピートモスで問題が多い
pH 弱酸性、殆どの植物は弱酸性で成長するので植物に最適 酸性度強い、pH調整必要
吸水性、
親水性
何度も毛管の湿りあり、ゆっくり吸水、乾燥しても高い吸水性を保持して、土をソフトに仕上げる 吸水は速いが、乾燥も速く親水性は少ない、土がべっとりとなる
保水性 自重の8〜9倍の保水性 保水性はココピートと同じ、しかし一度完全乾燥するとその能力は落ちる
排水性 自身が固いので余分な水を排出、粒状の部分に保水し、ファイバー状から余分な水を排出する 自身が柔らか過ぎるので、排水作用を阻む
空気層の維持 ピートモスの数倍、多孔質で空気層を多く持ち高い通気性あり 水を含みべっとりするので空気層少ない
保肥力 固い繊維の内部に、水分と養分を保持し一度抱き込むと流れにくい 乾燥後の吸水が困難、したがって水を沢山あたえる為に、肥料が濾される
炭素率 ゆっくり腐食、有機質を土中で長く持続、ガスを出さずにゆっくり腐食 腐食早く、有機質の持続は短い
配合しての量目減り少ない 配合しての量目減り多い
耐久性 繊維に強度あり土壌改良剤として4〜5年の効果を持続する 繊維が弱いので持続効果少ない
粉砕 さらっとした繊維で粉砕、混合が容易 繊維が絡み粉砕しずらい