アーユーボーワン ティラカです。 スリランカと日本のお正月 パート2 スリランカのお正月は4月12日から16日までです。 新年は4月12日から仏教徒のシンハラ人とヒンズー教徒のタミール人により様々な行事が始まります。それはいずれかの人種又は宗教に属したものというよりは、二つの種族と宗教により行われるスリランカ独自のものです。又、太陽の神様に対する収穫の感謝行事でもあります。豊穣を意味するシンボルは「水」「火」「ミルク」そして「労働」とされており、新年を迎え「星占い」で良いとされている時間に人々が最初に家に持ち込むシンボルは生命を授ける「水」です。 次に鍋に火をつけいっぱいにミルクを入れてあふれるまで沸かします。これは幸せや健康、お金などがあふれてくるようにと祈ることからきています。 その他、日本の皆さんが??と思われる行事としては、米をミルクで炊き(ミルクライス)ある時間に(何時何分まで細かく決められています)決められた方角に向かってそれを食べるのです。「子供」は「お父さん」から食べさせてもらい、翌年の夢の実現を願います。 この風習はお父さんが生きている限り、子供が大人になっても続きますし、お父さんがいない場合はお母さんか一番上のお兄さんが代わって行います。 また人々はお花を持ってお寺にお参りし、帰ると両親をはじめ自分より年上の兄姉に対して頭と膝を床や地面につけて挨拶します。これは1年間の感謝と共に心配をかけたことを反省する気持ちをブラットの葉を手渡しながらあらわすのです。 星占いでいう新年最初の「労働」は、例えば家具屋さんならその時間に「木を切る」というように自分の仕事にちなんだ事をします。もちろん子供達は自分の「勉強」をすることになります。他、ビジネスの習慣としては、銀行は新年の朝9時から2〜3時間開いているのでその間に無料で配られる「新年コイン」を客はもらい、そのあと一年最初の取引を行うのです。 子供達のお正月の楽しみといえば日本と同じく「お年玉」をもらうことですがお年玉は「お金」とは限らず「品物」の場合もあります。もう一つの楽しみは新年の服を着ることです。スリランカは子供から大人まで新年に新品の服を着る習慣があります。日本でも昔はそのような習慣があったと聞きますが今ではいつでも新しい服が着れるので改めてお正月に・・などということはなくなったのかも知れませんね。 ネクストタイムは「スリランカの発展を思うティラカ」です。 2月4日、日本経済新聞・夕刊にスリランカの事が載ります。ぜひ、読んで下さいね。 |
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