「独立記念日にスリランカの経済発展を思うティラカ」

アーユーボーワン ティラカです。

今年はスリランカ国の独立53周年です。そして日本との国交樹立50周年にもあたります。
2月4日の日本経済新聞・夕刊にスリランカ国の公式メッセージが掲載されますので是非読んでくださいね。
私はスリランカに帰っていつも思います。戦争も紛争もない平和な国土で、子供達が自由に育ち、大人は安心して働いて製品や農作物をたくさん作り、1人でも「貧しい」生活が「楽」になってほしい・・本当にそう願います。
日本は第二次世界大戦の廃墟の中からたった50年で世界のトップクラスの国になりました。スリランカもイギリスの統治下から独立して今年で53年になりますが日本の繁栄スピードにはとても追いつけません。
その理由はたくさんあります。1年中熱帯で労働意欲が上がらない事や従順でおとなしくのーんびりした性格など・・のんびりした性格は全ての時間の概念にも表れています。バスも汽車も定刻にはきませんし、当然ワーカーは遅刻します。人に会うのものんびりで、平気で夜中に訪ねてきたりします。私は(株)トップに入るまでは各学校で英語を教えていましたので「経済」というものがよく分からなかったのですが、今では経済や国際問題を聞く機会があり日本の歴史や明治時代から現代までの社会の変化と進歩の歴史を教えてもらって感動しました。
日本もスリランカも「島国」・「地下資源の少なさ」の条件は同じです。しかし日本の人々は「まじめ」に「勤勉」に「向上心」を持って「自分の仕事を完成させる努力」を「継続」してきたことが発展の第一でした。
次に人々は、実にグループ的に活動をして仕事の能率を上げます。グループのリーダーシップと人々の活動は常に一致し、「ダブルチェック」で仕事や作業のミスをゼロに高めていきます。もちろん精密機械の性能の高さもありますが最終的には人々が「確認」するのです。私は日本の高度な技術力と共に「人々の勤勉さと完全を目標にする向上心」が日本の発展につながったことに気づかされました。
私はたった一人の力ですがスリランカに帰るたびに工場主やマネージャー、ワーカーの人達に日本人の「仕事に対する姿」を話します。そして「見習うこと」を訴えます。私の会社の指定工場は今ではどんな大変な作業でも努力してくれます。私がOKを出すまで何度でもやり直して、分からないことをどんどん質問してきます。日本サイドからみればまだまだ満足でないかも知れないけれど彼らは確かに変わってくれました。ココピートのことだけでなくスリランカの他の産業も努力して高い水準になり日本を目標にしてほしい、そして自国の経済を発展させてほしいと願っています。

ネクストタイムは「神戸ランカ幼稚園卒園発表会」です。

今日の一言シンハラ語は
日本語 私は仕事をがんばります。
シンハラ語 ママ マハンシウィ ウエダ カラナワ
英語 I try my best to work.

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