アーユーボーワン ティラカです。

スリランカに帰国後、園長として卒園式と入園式に出席し、新入園児の授業スケジュール等を先生方とディスカッションをして日本に帰ってきました。今日のティータイムは卒園式に日本から出席してくださったサーマランカ協会メンバーの方の感想文を、彼女の許可を得て掲載しましたので読んでください。

神戸ランカ幼稚園卒園発表会
12月30日(日) 朝9時
幼稚園の子供達がお揃いの制服を着て門から園舎の間にずらっと並んで“スリランカタイム”でなかなか揃わない来賓たちを待ってくれた。ようやく来賓が揃い、地域のお坊様を先頭にブラットの葉を手にした子供達に敬意を表されながら園舎の奥にある小さいながらも立派な舞台の前の席に着く。
周りには卒園する子供達の家族や幼稚園の関係者だけでなく、近所の子供達もたくさん来ているようだった。何人かは幼稚園の卒園者だろうけど、毎年恒例のお楽しみ行事になってるんだなあ・・と思った。
仏教国らしくお坊様の読経から始まり、点火式が終わった後いよいよ子供達の発表が始まった。全員揃っての歌や打楽器演奏、ダンス・・と次々と続く。各演目の衣装も凝っていて、果物を模していたりダンスの曲に合わせてサリー風、インド・ダンス風、ムスリム風、洋服(ドレス)と、母親たちの手作りによるものであることがうかがえた。
舞台裏の青空楽屋の熱気もすごかった!!なんせ、子供達の晴れ舞台であるから衣装だけでなく化粧もプロ顔負けの念入りさである。その間、時間がかかっているのだがそれよりも長く司会進行役や来賓のお偉さんたちのスピーチが長々と続く。言葉はわからないが子供達の演目の説明だけでなく、この幼稚園に期待していることや関わっている事など各人の思いをスピーチしているようだった。
それにしても長い・・。次の子供たちの演目が待ち遠しかった。途中、休憩をはさみながら子供達も舞台裏で軽い食事を取りながらの発表会は13,4の演目をこなして午後2時頃に終わった。最後は“卒園式”らしく、改めて制服に着替えた子供達一人一人の名前が呼ばれて卒園プレゼントを受け取っていくのだが、スリランカの慣習で子供達は先生達の前で足元に膝まづいておじぎをしていく。
日本では見ることのない身をもって師や年長者を敬う姿はとても印象に残った。その後舞台も青空楽屋も観客席の屋根も子供達の家族(父親・母親)の手によって片付けられ、普段の幼稚園に戻っていった。新年を迎えて数日するとまた新しい子供達を迎えるために・・。
畠中 ミヨ子 (公務員)

ネクストタイムは「カミナリが落ちた!!」です。

今日の一言シンハラ語は
日本語 今日は楽しい一日でした。
シンハラ語 アダ ヴィノーダ ダワサク ウナー
英語 I enjoyed much today.

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