アーユーボーワン、ティラカです。

結婚式シリーズ パート2

スリランカ式結婚式
スリランカの結婚式のスタイルがそれぞれの宗教によって違うのは日本と同じです。今回は私の姪の結婚式でしたので仏教式でかつ純スリランカ式なセレモニーの紹介です。
結婚式もお正月と同じく「お祝いの儀式」ですから結婚式用のパーリー語でお経を読んでもらうことや、ブラッドの葉で清めること、両親やファミリーの年長者に膝まずくことは基本的に全て同じ儀式です。カップルの立つステージ(式台)に上る時間と降りる時間を何時何分にするかを星占いで決めます。結婚式の儀式とは当日の式とその日行われる披露宴、次に新婚旅行があり、それから帰ってくると花婿側で行う二度目の披露宴(ホームカミングパーティー)までをいいます。
日本の結婚式と披露宴の費用負担は新郎新婦両家、50%づつ、もしくは60%・40%が一般的とのことですがスリランカでは結婚式と当日行われる披露宴の費用の全てが花嫁側の負担となります。
ただし新婚旅行と二度目の披露宴の費用は花婿側の負担となっています。
二人の衣装は全て新しく作るのが一般的で、貸衣装が普通の日本とは正反対の習慣ですね。
その他日本と全く違う点は花婿側からの「結納」制度がないことです。
日本では結納金が花嫁の持参道具や結婚式の費用の一部にあてられるようですがスリランカでは結婚が決まると花嫁を迎えるために、家具も調度品も住まいも全て花婿側が準備しなくてはなりません。
もちろん花嫁側が持参する家具など持参財産(ダウリー)とバッティングしないよう両家で打ち合わせをします。
形は違えども日本とスリランカで費用の負担の意味に共通点があることや、一般的な嫁入道具の他に持参金や財産分与についての風習が日本にもあったと知って(一部には今もあるようですが)どこの国も嫁ぐ娘を思う親心はありがたいなとティラカは思います。

ネクストタイムはスリランカ式結婚式を写真と共に説明します。

今日の一言シンハラ語は
日本語 あけましておめでとうございます。私達は皆様のご多幸をお祈りいたします。
シンハラ語 オバ サエマタ スバ アルトュ アウルッダウ ウエーワ
英語 .We wish you all a prosperous and happy new year.

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