ココピートのふるさと

スリランカはインドの南東、約30km隔てたインド洋上に浮かぶ島国である。西洋ナシの形をしており、インド亜大陸が一粒の涙をこぼしたようだといわれている。また、古くから宝石を産出する島としても有名。宝石にまつわる物語は多く残されており、「千夜一夜物語」「東方見聞録」にも登場する。かつて国名をセイロンといったが、1972年に現在のスリランカに改名された。スリランカとは「光り輝く島」という意味。しかし、今でも「セイロン」の名は紅茶の代名詞として世界中の人々に親しまれている。
人口は1810万人(1996年)。多民族国家で、シンハラ人、タミル人、ムーア人、その他の民族集団から構成されている。うち、シンハラ人が大多数を占め、そのほとんどが仏教徒である。貴重な仏教遺跡も多い。
西洋と東洋を結ぶ「海のシルクロード」の中継点にあるという地理的条件から古くから様々な民族が移住。あるいは支配を受けて、独特な文化を形成してきた。そのため、仏教国でありながら、いたるところに西洋文化の影響が色濃く残されている。また、乾燥地帯、湿潤地帯、高地、低地、など変化に富んだ自然環境は、宝石以上に美しい光をはなって、この国を魅惑的なものにしている。

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